a/tack ビデオディレイモジュール(映像遅延モジュール) AT-VDM1H ※HDMI映像専用

¥35,200

外部AV機器の映像を遅延させるユニットです。
第7世代iDrive車両にAVインターフェイスを使用してHDMIメディア視聴時に
映像に対して音声が遅れてしまう場合に、映像を遅らせることで
映像と音声の同期を合わせることができる製品です。

商品コード: AT-VDM1H カテゴリー:

説明

外部AV機器の映像を遅延させるユニットです。
第7世代iDrive車両にAVインターフェイスを使用してHDMIメディア視聴時に
映像に対して音声が遅れてしまう場合に、映像を遅らせることで
映像と音声の同期を合わせることができる製品です。

製品について

BMWの第7世代iDriveではヘッドユニットがMGUといわれるユニットになりました。
純正モニターへ外部AV機器の映像を映すにはAVインターフェイスを取り付けることで可能となります。
AVインターフェイスは映像をコントロールする機器で音声に関しては別経路で純正オーディオに入力する必要が有ります。
しかし第7世代iDriveではリアルタイムで音声を入力出来るAUX端子が有りませんので、
音声入力はFM経由かUSB経由という選択肢となります。FM経由はFMトランスミッター方式の為簡単ですが、
場所により混信などが発生する可能性が有る為安定した再生には向きません。
USB経由での再生は新しい方式ですが、本来のUSBメモリなどのデータ再生等とは異なり、
リアルタイムに音声をデジタル変換しヘッドユニットへ送るリアルタイムオーディオ技術を使用しています。
BMWの第6世代までのヘッドユニットには問題は無かったのですが、第7世代iDriveシステムではヘッドユニット内部処理の
関係から約0.4秒の遅延が発生するようになりました。よってそのまま後付けのAV機器で動画を再生すると
映像より音声が約0.4秒遅れるというズレが発生します。音声再生の遅延は外部側から対策することは出来ませんので、
逆に映像を遅らせて音声の遅延に同期させるようにするのが当ユニットです。
音声のズレを解消してメディアを視聴したい場合には当製品を使用して同期を合わせることができます。
※0.4秒遅れで再生されますので操作を伴うゲーム映像等のメディアには使用できません。

当製品ではHDMI信号は720pのみサポートします。
入力されるHDMI機器は720pの出力に対応している必要が有ります。また当製品からの出力も720pでの出力となります。
※全てのHDMI機器での接続を保証するものでは有りません。
※iPhoneを接続する場合はiOSのアップデートなどで映らなくなる可能性が有ります。
iOSアップデートの際は事前に情報収集する事をお勧めします。(検索例…. iPhone HDMI 映らない 等・・・・)

音声遅延について

音の進むスピードは1秒間に約340mと言われています。
よって0.4秒の音声遅延というのは約130m離れた距離からの音の到達時間となります。
例としては、コンサートなど広い会場でアーティストまでの距離が遠めの席(130m程)で鑑賞しているとして、
これを双眼鏡越しに鑑賞してもアーティストの声の届き方にそれほど違和感は感じないはずです。
これはそのような状況を脳が判断する為と言われています。
距離が離れている相手からの声を聞くという状況を脳が自然と理解しているので違和感を感じないという仕組みです。

これが車内のモニターとなりますと、目の前に有るモニターの映像に対して音声が遅れるので
コンサート会場などでの遅延に比べれば違和感を感じてしまいます。
AT-VDM1Cと比べますと当製品は高価ですので費用対効果を考えて必要かどうか判断していただければと思います。
当製品は違和感のない完璧なシステムを求めて開発した製品です。

AT-VDM1Cとの価格差について

HDMIのデジタル信号はアナログ信号に比べ、データ量が膨大です。
その膨大なデータから映像と音声を分離し、映像信号のみを遅延させる時間分のデータ量をメモリに溜め込みます。
その後リアルタイムの音声と再結合させる仕組みとなっています。
よって当製品からの出力データは映像より音声が0.4秒早い状態で出力されます。
この膨大なデータ量を処理するためハイスペックな部品を採用しています。
(1080pの制御を行おうとするとさらに膨大なデータ量となり、より高価な部品が必要になってきます。